NYで盆踊り体験!
環境にも配慮
「JPA 日本三大盆踊りフェス」
ガバナーズ・アイランドで8月30日(金)・31日(土)の2日間に渡り、「盆踊りフェスティバル」が開催される。非営利団体「ジャパン・パフォーミング・アーツ・インク(JPA:代表・濱田裕子)」と、ニューヨーク市が運営する「トラスト・フォー・ガバナーズ・アイランド(TGI)」の共催で、TGIプログラムの一環。同時に日本文化を紹介する「ジャパン2019」イベントとしても認定された。
会場となるガバナーズ・アイランドの「アウトルック・ヒル」(左側)からは、マンハッタンと自由の女神が一望できる (Photo by Robert & Yoko Essel)
西馬音内盆踊り(秋田県)
郡上踊り(岐阜県)
阿波踊り(徳島県)
▼日本三大盆踊り
平安時代に起源を持つという盆踊りは、「お盆に現世へ戻ってきた先祖の霊を慰める」という意味合いがある。鎌倉時代、日本全国へ拡散した盆踊りは、地域の「民俗芸能」となり、「娯楽」へと発展。今では夏の風物詩として欠かせない習慣になった。
「盆踊りフェスティバル」では、「日本三大盆踊り」(西馬音内盆踊り、郡上踊り、阿波踊り)を、 ガバナーズ・アイランドのの南に位置する小高い丘「アウトルック・ヒル」で行う。マンハッタンの摩天楼と自由の女神が一望できる場所に、提灯や電光のかがり火などを設置。それぞれ異なる地域の個性的な盆踊りを披露する(観覧のみ)。
阿波踊りの歌詞で「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」とある様に、実際に踊りたい場合は、フェリー乗り場に近い「ノーラン・パーク」へ。31日(土)の正午から午後8時まで盆踊りの講習があり、生演奏で踊りを体験できる。
▼日本食の屋台や遊びも紹介
「ノーラン・パーク」には、日本食の屋台が登場する。「和参」から麺類、「カールスたこ焼き」、「おたふくソース」提供のやきそばやお好み焼きなどは、縁日に欠かせない食文化だ。さらに輪投げ、福笑い、スイカ割りなど、昔ながらの遊びも紹介。
▼エコへの試み
環境に配慮した企画・運営を行うTGIは、日本社会の「ゴミに対する意識の高さ」を評価する。当日の出店屋台には、JPAが分解性のあるゴミ袋を提供し、食品に添える。まずは、積極的にゴミ分別に協力してもらうことが狙いだ。
▼ボランティア募集
JPAは「運営を通して日本文化に触れて欲しい」と、広くボランティアを募集している。詳細は問合せを。
JPA Big Three Bon Odori Festival
■8月30日(金)盆踊り:7:30〜9pm(観覧のみ)
■8月31日(土)屋台&盆踊り体験:12〜8pm
盆踊り:7:30〜9pm(観覧のみ)
■会場:Governors Island
●盆踊り@ Outlook Hill ●屋台@ Nolan Park
■問合せ:info@JapanPerformingArts.org
■www.JapanPerformingArts.org